エ軍大谷サイ・ヤング級投手との対決は二刀流の生きた教材
エンゼルス・大谷翔平(25)が8日(日本時間9日)、敵地ボストンでのレッドソックス戦で3試合ぶりのスタメン復帰。相手先発左腕のセールに対し第1打席は止めたバットにボールが当たり、三塁線へのボテボテのゴロ。三塁手デバースは切れると判断して見送ったが、打球が転々とする間に、大谷は二塁に到達。4試合ぶりの安打を放った。四回の第2打席は変化球にタイミングを外されて中飛、七回の第3打席は見逃し三振に倒れた。
今回のレッドソックス4連戦では、セール、右腕ポーセロと、好投手とのメジャー初対戦が続く。ポーセロは2016年にサイ・ヤング賞を受賞、セールにしても同賞候補の常連。ここまでポーセロは10勝(8敗)を挙げ、セールは5勝11敗と黒星が先行しているものの、いずれもメジャーを代表する好投手だ。
後半戦に入ってからの大谷は23試合で2割3分9厘、1本塁打、5打点。ここ15試合でも47打数11安打の打率2割3分4厘と、チームの失速とともにバットが湿りがちだ。ただ、このレッドソックス戦の結果がどうであれ、好投手との対戦は決して無駄にならない。