全日本5回戦で高校生に完敗 平野に問われる五輪代表の資質

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「全日本卓球選手権」(大阪)の女子シングルス5回戦で、2017年大会覇者で東京五輪代表の平野美宇(19)が、昨年の全日本ジュニア女王の出澤杏佳(17)に1―4で敗れた。東京五輪代表の伊藤美誠(19)、石川佳純(26)は準々決勝に進んだ。

 それにしても平野は情けない。出澤のラケットは両面とも異質のラバーで独特の変化をする。サーブに苦しみ、ミスを連発した平野は、相手サービスの時は得意のラリーに持ち込めず高校生にあっさり負けた。

 これを「波乱」と報じる記事もあったが、昨年も5回戦で中学2年(当時)の木原美悠に1―4で負けている。「最後まで慣れずにミスが出てしまった。反省をして、もっと頑張らないといけない」と平野は言ったが、五輪は大丈夫なのか。

 日本女子団体はロンドン五輪では銀メダル、リオ五輪は銅メダルを獲得。東京五輪では中国を倒しての金メダルを狙っている。

 馬場美香女子ナショナルチーム監督は平野の代表入りについて、「これまでの実績から団体戦のダブルス、シングルスでも活躍できる。日本チームのオーダーを対戦国によって変えやすくなる」と語っていた。このザマでは銅メダルさえ厳しそうだ。

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