西武でノロノロ調整…松坂の変貌ぶりに古巣関係者ビックリ
松坂が6日、今キャンプ2度目のブルペンに入った。まずは立ち投げで31球。捕手が片ヒザをついた状態で16球、計47球を投げ込んだ。球が暴れるたびに「あー!」と悔しそうに叫んでいたことに、「無駄な力が入るくらい元気だってことで」と笑った松坂。「あとちょっと取り入れたい練習がある。そのイメージはできてきた。次回からは(捕手を)座らせて投げられるようにする」と話した。
やっていることは立ち投げに毛の生えた程度。西口投手コーチは、「自分の中でしっかり段階を踏んでいるということ。いつまでに合わせてくれという期限はない」と話す。いくらマイペース調整が認められているとはいえ、他の選手に比べると明らかに調整は遅い。これで、3月20日の開幕に間に合うのか。難しいだろう、という声が出始めているが、映像を見た中日関係者は「驚きました」とこう続ける。
「まだ太り気味なんて言われていますが、ウチにいた頃よりシェイプアップしている。動きにキレがあります。投球フォームを見る限り、肩回りと股関節の可動域も大きくなっている。ちょっと驚くくらい。これは案外、やるかもしれませんよ」