中日・根尾はキャンプで前進 プロ2年目で潰すべき課題とは

公開日: 更新日:

 大阪桐蔭で春夏連覇を達成した中日根尾昂(19)は1年目の昨季、新人合同自主トレ期間中に故障。キャンプをリハビリに費やしたことを考えれば前進している。

 課題の打撃では、実戦計7試合で23打数6安打、打率・261。16日の広島との練習試合では途中出場で2打席連続三塁打を放ったが、併用される遊撃と外野の守備でそれぞれ、打球の目測を誤ることがあった。

 人気、注目度が高い選手だけに、すぐにでも一軍で使いたいのはやまやまだろう。ただ、与田監督は期待を寄せつつも、13日のDeNA戦後には「結果が出ているのは大事なことだが、まだまだ身につけていかないといけないところがある。守備とか含めて、満足できるところには来ていないので、ちょっとずつでいいので練習してほしい」と語った。

 ライバル球団の関係者は、「中日の野手は、捕手を除いてほぼメンバーが固定されている。いくら人気選手とはいえ、結果を残さないことには一軍定着は難しい」とした上で、こう話す。

「打撃はバットが振れるようになっているが、打つポイントが定まっておらず、速い球と変化球への対応が課題。追い込まれてから変化球に対応できないのは、速球への意識が強く、タイミングが合わないからです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド