梶谷の人的補償で即決 田中俊に巨人が食らう“しっぺ返し”

公開日: 更新日:

 はっきり言って巨人はニンマリだろう。高卒2年目で一軍経験のある直江、山下、元ドラ1の鍬原、堀田といった「若手有望株」は、育成契約に変更されているため、DeNAは手を出せなかった。「育成は指名できないというルールを利用して隠れみのにしている」と中畑氏ら巨人OBに批判されたが、結果として“作戦”が奏功した格好だ。指名されたのは、20歳前後の「若手」ではなく、内海(西武)、長野(広島)のような「チームの顔」でもない。巨人ファンから非難を浴びることもないだろう。

 ただ、DeNAは田中俊の実力を買っている。出場チャンスが増えれば、大化けする可能性はある。軽く見ていると、巨人は思わぬ「恩返し」を食らうこともありそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド