【クライミング】原田海は予選敗退で悔し涙→24年パリに希望! 高校時代の“お宝”エピは…
5日に行われたスポーツクライミング男子決勝は、楢崎智亜(25)が最後までメダル争いに絡んだ末、惜しくも4位に終わった。
一方、下馬評で楢崎と並んでメダル有力候補と言われていた原田海(22)は3日の予選で敗退。競技を終えると「今までで一番最悪でした」とうなだれ、インタビュアーの質問に対して大粒の涙をこぼしながら20秒ほど沈黙する場面もあった。
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「良くも悪くも、悪くも、もう本当に忘れられない試合になりました」と締めくくった原田は、大阪府岸和田市出身だ。小学5年の時にスポーツクライミングと出会った。母校・羽衣学園高で1年時の担任、井上貴世教諭が振り返る。
■入学早々、部の創設を直談判
「原田君は羽衣学園が共学化してからの2期生です。私自身、男子生徒を受け持つのは初めてで戸惑いがありましたが、彼は自分の気持ちを正直にぶつけてくれるから非常に接しやすかった。特に印象に残っているのは、入学早々に『ボルダリング部を作りたい』と言ってきたことです。それなら生徒会の先生に頼むようにと勧めたら、即座に友人数名を引き連れて直談判へ。結局、施設の都合などが理由で認められなかったけど、よっぽど好きなんだなと驚きました」