【クライミング】原田海は予選敗退で悔し涙→24年パリに希望! 高校時代の“お宝”エピは…
今でも原田と交流がある酒井さんは、国内最大規模のボルダリング大会THE NORTH FACE CAPでコース作成に携わったこともあり、ルートセッターとしての顔を持つ。原田の最大の特徴は「リーチの長さ」と力説した。
「両手を広げた時の幅はだいたい身長と同じくらいですよね。彼は競技に適した168cmという身長で、しかし、両手幅は180cmもある。スポーツクライミングは1つのコースのホールド(壁の突起物)を3mmずつ回転させたり位置を変えるだけで、まったく違う難易度に変化します。私がコースを作る時はこれを意識するし、壁を登る選手たちも同様です。大胆なイメージが強いこの競技ですが、実はミリ単位を見極める世界。一般体型の人よりも12cmもリーチが長いことは、とてつもなく大きなアドバンテージなのです」
次の24年パリ五輪こそ、ひと際長い両腕で世界の壁を乗り越えたい。