女子53kg級金の向田真優もコーチとゴールイン!レスリングに「指導者と教え子」カップル多いナゼ
女子レスリング53キロ級決勝で向田真優(24)が龐倩玉を5-4で下して金メダルを手にした。向田は2019年、至学館大時代から指導を受ける志土地翔大氏(34)と婚約。同氏が大学を退職したこともあり拠点を東京に移してフィアンセと二人三脚で強化に励んできた。
志土地コーチが「メダルを手に入籍したい」と話していただけに、今大会閉幕後には正式にゴールインする。
最高の結果を手にした幸せな金メダリストの他にも、レスリング界にはコーチと教え子がいい仲になるケースは少なくない。
日本協会前強化本部長である栄和人現至学館大監督は、2度の結婚相手はいずれも教え子だ。12年ロンドン五輪48キロ級金メダルの小原日登美はサポート役だった同じ自衛官と家庭を築いている。周囲から見れば禁断の関係とも取られがちな選手と指導者による恋愛について、レスリング関係者がこう続ける。
「日頃の練習で組み合うなど接触が多く、互いに惹かれ合うのも珍しくありません。レスリングではコーチが女子選手の体調まで管理しており、練習や試合後にマッサージをする指導者もいます。選手にとって、かゆい所に手が届くコーチは欠かせない存在なのでしょう」