巨人を来季襲う亀井引退の喪失感…「振り向けばカメちゃん」と“前・現・次”監督から絶大な信頼
現役時代に自主トレを共にした高橋由伸前監督(46)について「目指すべき最高の選手。あの人の真似ばかりしていた」と言った亀井だが、「頼りにしていたのは由伸の方で、由伸が現役晩年の頃、遠征先でよく亀井が『付き合え』と外に食事に連れ出され、赤ワインを酌み交わしながら“相談役”になっていた。由伸はあまりチームメートとつるまないタイプ。亀井だけは特別な存在だったのでしょう」とはチーム関係者。
次期監督の有力候補でもある阿部慎之助現作戦コーチ(42)にも「たくさんのことを教わって最高の先輩だった」と感謝。こちらは中大の先輩、後輩の間柄で結束は固い。
「阿部政権誕生の際には、打撃や外野守備担当のコーチをはじめ、重要なポストで入閣要請する可能性が高そうです」(前出の関係者)
09年ドラフト1位入団の長野が入団した際、「正直勝てないと思った」と振り返ったが、16年オフに陽がFA加入した時も「やっぱりカッコいい。勝てそうにないなあ」と漏らしていた。最近は心境が変わり、「若いやつが出てこないと、巨人に未来はない」と指導者目線になっていた。3人の「指揮官」に頼られる男はそうはいない。「守り神」を失った巨人の喪失感は大きい。