スノボ男子ハーフパイプ平野歩夢「怒りを原動力」に金メダルの深層 専門家が徹底分析
「2本目の点数は納得いかなかった。その怒りを自分の中で表現できたのかな。思い切って全てを出し切れた。最後はクリーンに、完璧に決められた」
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平野歩夢(23)が「怒り」という言葉を使ったのも無理はないほど、はた目には完璧な演技だった。
11日に行われたスノーボード男子ハーフパイプの決勝戦。平野は1本目で五輪史上成功させた者がいない「トリプルコーク1440」を披露。縦3回転、横4回転という超難度の大技を成功させたものの、転倒もあって12人中9位の33.75点だった。
2本目は同技をはじめ、横4回転を3度も繰り出すさらに高難度の構成を滑りきると、中継アナウンサーは「平野にしかできない人類史上最高のルーティン!!」と何度も絶叫。しかし、暫定2位の91.75点と得点が伸びず、複数の海外メディアも「なぜヒラノが1位じゃないんだ!」とジャッジに怒りの矛先を向けたほどだ。