体操レジェンドが断言「金銭的に夢がある競技ではない」…男子個人総合Vも「報奨金ガッポリ」は無理筋か

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【パリ五輪】体操男子個人総合

 29日の団体金メダルに続き、体操男子日本代表が2度目の快挙を成し遂げた。

 31日に行われた個人総合決勝。今大会が五輪デビューとなった岡慎之介(20)が、団体メダルに続いて個人でも金メダルに輝いた。

 岡山県出身で、地元の関西高校に進学するも、体操に集中するため中退し、通信教育のある星槎国際高に転校。高校在学中から体操の強豪・徳洲会クラブに所属し、現在は星槎大在学中だ。2021年東京大会の選考会に出場するもケガで落選。22年には右足の前十字靭帯断裂の大ケガを負いながら、復活を遂げた。

 この日は6種目、いずれもミスなくレベルの高い演技で、86.832点の高得点。それでも本人は「ノーミスでやり切るのが一番の目標だった。(最後の鉄棒は)ホントにポイントだけを抑えて、後は冷静にと。中途半端な演技はせず、感謝の演技をしようと思った」と、淡々とした口ぶりで振り返った。

 連覇が期待された橋本大輝(22)は6位に終わったものの、12年ロンドン大会から続く個人総合4連覇を果たした体操ニッポン。しかし、これだけ活躍しても、体操選手は金銭的には恵まれているとは言い難いのも事実だ。

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