花巻東“怪物”佐々木麟太郎の進路はこの夏次第 プロ入りには課題山積も環境一変の可能性

公開日: 更新日:

 とはいえ、この夏の活躍次第で佐々木麟を取り巻く環境が一変する可能性もある。セ球団のスカウトが言う。

「甲子園まで勝ち進んで目が覚めるような本塁打をライトスタンドに叩き込むようなら、もともと注目度が高い子だから一気に高校野球のスターになる。まして優勝しようものなら、『人気』という付加価値が付いて、ドラ1候補に浮上するでしょう。高校野球のスター選手が好きな巨人阪神が腰を浮かすかもしれない。ただ、進路について大きな発言力を持っている佐々木監督がどう判断するか。教え子の雄星も大谷も即メジャーを希望しながら、まずは日本でプレーするよう背中を押した。冷静かつ慎重な考えの持ち主という印象がある。周囲がいくら盛り上がっても、息子がどこへ進めばベストなのか、きちんと判断を下すはず。1位指名ならプロへ行くのか、指名順位関係なくプロ一本なのか、はたまた大学へ進学するのか……。慎重に調査をしないといけません」

 23日は夏の岩手大会の抽選会が行われ、花巻東は初戦で花巻農と黒沢尻北の勝者と戦うことが決まった。この夏の結果が、本人の進路に影響しそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ