松山英樹はなぜ全英OPと相性悪い? 4大メジャーで最悪…「本気でV狙っているのか」の指摘も

公開日: 更新日:

 金井氏は続ける。

「17年の全英に勝ったJ・スピースは今回も大会前週に、リンクスの原点ともいえるノースバーウイックGCで練習し、リンクスを肌で感じて現地入りした。全英5勝のT・ワトソンも1週間以上前から現地でプレーしていたのは、米国スタイルのゴルフから、頭もスイングもリンクスのゴルフに切り替えるためです。松山も低弾道のボールは打てるが、本気で優勝を狙っている選手に比べると、全英で勝つための取り組み方が物足りない気がします」

 リンクスはナイスショットが必ず報われるわけではない。フェアウエーの起伏や強風による不運でポットバンカーや深いラフに入ることもあるし、その逆もある。

「運、不運があるのは人生と同じです。不条理を嘆くのではなく、それを受け入れてプレーしなければならないのが全英です。松山のプレースタイルは米国向きだし、おそらくマスターズや全米オープンが最も勝ちたい大会でしょうが、本人はリンクスに苦手意識は持っていないようですから、全英でも日本のファンを沸かせて欲しいですね」(前出の金井氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド