豊昇龍・霧島の大関コンビが白星発進 休場中の“先輩”横綱・照ノ富士もホッと安堵?

公開日: 更新日:

 休場中の横綱もほっとひと息──かもしれない。

 10日の初日は、豊昇龍(24)、霧島(27)の大関コンビが揃って白星発進した。

【写真】この記事の関連写真を見る(12枚)

 7月場所を制し、新大関として臨んだ豊昇龍は阿炎のノド輪をこらえてとったりで撃破。土俵際に追い詰められる場面もあったが、「しっかり体を残せた」とご満悦。

 カド番の霧島は先場所で土をつけられた翔猿をつり出しての勝利。師匠(元大関霧島)ゆずりの大技だが、「あそこまで奇麗なつり出しじゃないです」と控えめだった。

 今場所は横綱照ノ富士(31)が休場。この日、協会に診断書を提出。「腰椎椎体終板障害と糖尿病」で、「1カ月間の加療を要する」というものだ。

 手術した両膝の状態が良くなった途端に、今度は腰が悪化。おまけに以前から患っている糖尿病にも悩まされるなど、体はボロボロだ。それでも今すぐ引退してしまうと横綱不在時代を招きかねない。新横綱が出てくるまでは待てそうになくとも、せめて「次代」を託すに値する力士が出てこないことには、おちおち休んでもいられない。

 照ノ富士は同じモンゴル出身ということもあり、豊昇龍、霧島の2大関を目にかけている。恩返しの意味でも、両方、あるいは一方だけでも今場所、横綱昇進への足掛かりをつくりたいところ。ちなみにもう1人のカド番大関、貴景勝は北勝富士に敗れ、3大関白星発進とはならなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動