原英莉花が国内メジャー3つ引っ提げ米ツアー挑戦 お手本は古江彩佳の「メンタル操縦術」
■大雑把な気持ちでプレーするくらいで丁度いい
原は今後、来季の米女子ツアー出場権を得るための予選会に挑戦する。世界ランクは現在192位。10月17日からの2次予選会からの受験となる。
「彼女の実力があれば、最終予選会(11月30日~12月5日)に進み、多くの試合に出られる20位以内も難しくはないでしょう。問題はツアーを戦う際のメンタル面です。今大会8位の古江彩佳(23)が米ツアーで好成績を収めているのはショットの精度とパットの上手さもさることながら、常に平常心でプレーしているからです。気持ちの浮き沈みが激しいと、どうしてもプレーにムラが出る。同様の傾向がある渋野(日向子)のように予選落ちが多くなる。米ツアーは毎週のようにコースの芝質が違うので、クラブ調整などに神経を使い過ぎるのもマイナスです。原の場合は、少々大雑把な気持ちでプレーするくらいで丁度いいと思う。米ツアー参戦が決まればメンタルトレーナーの指導を受けた方がいいでしょう」(前出の関係者)
原は優勝インタビューで、「(手術をして)どん底を経験して、常に何事も前向きに捉えられるようになった」と言った。気持ちがプレーに影響することを実感したのは大きな財産になったはずだ。