渋野日向子はこのまま落ちぶれた「笑顔の暗殺者」に…全英女子OP覇者の面影なく予選落ち
【全英女子オープン】第2日
初日に3オーバー103位と大きく出遅れた渋野日向子(24)。2日目も1バーディー4ボギーの75とスコアを伸ばせず通算6オーバー105位で予選落ち。中継局のWOWOWのインタビューに「悔しいラウンドになり残念。2日間ともグリーン上のスコアになってしまったと思う。ショットがだんだんと良くなってきた分、ショックが大きい」と話した。
海外試合初挑戦だった2019年の今大会で優勝し「スマイリングシンデレラ」と呼ばれた渋野。翌年の全米女子オープンも単独首位で最終日を迎え2打差の4位と健闘した。この大会の3日目、4打差5位からの逆転優勝を狙うメジャー2勝のL・コが渋野について「スマイリングアサシン(笑顔の暗殺者)」と称した。「いつもニコニコしているが冷静な実力者」といった意味での褒め言葉だったが、そんな愛称はすっかり忘れられていた。
ところが、だ。16位でフィニッシュした前週のスコットランド女子オープンでは2日目まで久々に単独首位をキープしたからだろう。プレスインタビューに呼ばれた渋野に「アサシンのニックネームを変えたいか?」という質問が飛んだ。渋野は「なぜ、みんなが私のことをアサシンと呼ぶのかわからない。リディア(・コ)に聞いてみればわかるかもしれない」と答えたが、今の渋野に「暗殺者」のイメージはない。