「間違いなく負担は増えている」 大谷が世界に向けて警鐘を鳴らすMLB時短策の弊害
MLB機構は一貫して、「ピッチクロックと故障は無関係」との立場を取っているものの、選手会は先日、「投手の回復する時間が十分ではない」などと、これを批判する声明を出した。
大谷はこうした経緯もあって、報道陣から意見を求められたわけだが、「今の投手は球速やスピンレートを追い求める傾向があるが、ピッチクロックがケガにつながっていると思うか?」との質問に対して、
「球質自体を上げる作業もそうですし、自分のベストのボールを投げ続けなければいけないというのも、僕は投手をやっているので、手を抜くではないですけど、軽く投げていくシチュエーションというのは、先発投手でもなかなか少ないのも、もちろんそうだと思います」
としたうえで、「ピッチクロックは間違いなく体への負担は増えていると思います」と、重ねて強調した。(つづく)
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かく言う大谷はピッチクロックの被害者といっていい。過去に語っていた「弊害」、「投手断念の可能性」、今回の「ピッチクロック批判の重み」などについては、●関連記事【続きを読む】…で詳しく報じている。