大の里が初日の「あんな相撲」から一転、大関昇進まっしぐら 誰にも文句言わせぬ単独5連勝

公開日: 更新日:

 気付けば無敗はただ一人--。

 今場所での大関昇進を狙う大の里(24)は昨12日の5日目、隆の勝を撃破し、初日から5連勝。同じく無敗だった霧島、琴桜、正代に土がつき、勝ちっぱなしは大の里のみとなった。

【写真】この記事の関連写真を見る(12枚)

 大関昇進の目安は「三役で3場所33勝」。直近の2場所で21勝の大の里は12勝が“ノルマ”で、このまま勝ち続ければ文句なしの昇進だろう。

 ある角界OBは「今場所の相撲は迷いがない」と、こう続ける。

「初日こそ苦戦したものの、2日目からは人が違ったかのように積極果敢な相撲を取っている。大の里はもともと押し相撲と四つ相撲、どちらも取れる力士。組むにせよ押すにせよ、まず右差しが攻撃の起点になっていた。先場所はその右差しをおっつけで封じられ、9勝6敗と苦戦。ところが今場所は右差しにこだわらず、前に前にと攻めている。流れの中で右を差せれば……くらいの感覚ではないか」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動