新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

公開日: 更新日:

 1日、14日初日の名古屋場所の新番付が発表され、大の里(24)が関脇に昇進した。

 5月の夏場所で、初土俵から7場所目での史上最速優勝を果たし、今場所の結果次第では〝飛び級〟での大関昇進が確実視される。大関昇進の目安は「三役で3場所33勝以上」とされ、協会の高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は「足がかりになる」とあくまで、優勝した先場所の12勝が起点になるとの意見を示しているものの、「この名古屋場所で連続優勝、あるいは、それに準じる成績を残せば、間違いなく大関昇進が検討されることになるはずです」(某親方)との声が大半だ。

「大の里は新入幕の初場所から11勝、11勝ときて先場所は12勝で初V。日ごろは厳しい元横綱大乃国の芝田山親方が、『将来はものすごい横綱になる。とんでもない素質がある』とべた褒めするなど、その実力は折り紙つきです。ただ…」

 と、前出の親方がこう続ける。

「今場所も優勝候補の筆頭に挙げられますが、不安があるとすれば稽古量でしょう。最速優勝を果たした先場所後、本人が『こんなに忙しいとは思わなかった』と話したように、イベントや取材などでスケジュールが瞬く間にびっしり埋まった。タニマチ筋からのお座敷の声もひっきりなしだったでしょう。もともと稽古熱心ではないという評判があるうえに、次代の横綱候補として土俵外で大忙し。満足な稽古ができたかどうか」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在