ソフトB和田毅が引退発表…元広報が見た「走りまくり」の現役生活《僕がこれまでやってきたことは間違いじゃなかった》

公開日: 更新日:

 最初に二軍施設でキャッチボールを見た時の「腕が遅れて、ボールがピュッと出てくる」独特のフォームの印象が強かったのですが、すぐに僕の中のイメージは「走る選手」に変わりました。新人の頃から、走る量は並の選手の2倍じゃ利かない。3倍は走っていたと思います。入団して3年目の頃には、すでに首脳陣から練習を一任されていたほどです。

 もちろん、それでも手は一切抜かない。個人トレーナーを雇い、全体練習が終わった後も、延々と400メートル走などをしていました。

 11年オフにメジャー挑戦し、15年オフにホークス復帰。そんな時、和田が「僕がやってきたことは間違っていませんでした」と話したのを覚えています。

 詳しく聞くと、和田はこう言いました。

「米国の選手って、あまり走らないイメージがあるじゃないですか。ウエートトレーニングとかマシンを使った練習とか、そんなのばかりって世間では思われてますよね? でも、彼らは早朝、誰も見ていない時間に走っているんですよ。カーショー(現ドジャース)なんかも走ってましたよ。それを見た時に、『僕がこれまでやってきたことは間違いじゃなかったんだ』と実感できたんです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動