ソフトB和田毅が引退発表…元広報が見た「走りまくり」の現役生活《僕がこれまでやってきたことは間違いじゃなかった》
ソフトバンクの左腕、和田毅(43)がユニフォームを脱ぐ。
球団が5日、現役引退を発表。「松坂世代」で唯一の現役選手として今季は8試合の登板で2勝2敗、防御率3.76の成績を残したが、度重なる故障に見舞われ、ポストシーズンでの登板はかなわなかった。
球団は来季も契約する意向を示してたものの、自ら22年間の現役生活に幕を降ろす決断をした。日米通算165勝。179センチ、81キロの細身の身体で43歳まで投げ抜いた左腕を間近で見てきた元広報の田尻一郎氏は、日刊ゲンダイで連載中の「ホークス一筋37年 元名物広報が見た鷹の真実」の《和田毅の巻#1》で、こう書いていた。
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杉内俊哉(現巨人投手コーチ)と共に、左腕の二枚看板として他球団に恐れられた選手、それが和田毅(43)です。
早大時代に江川卓さんが保持していた443奪三振の六大学野球記録を塗り替える476奪三振をマーク。2002年には早大の春秋連覇に貢献した、押しも押されもせぬ大卒ナンバーワン左腕。ドラフト自由枠で入団した1年目から14勝5敗、195三振、防御率3.38とずばぬけた成績を残せたのも不思議じゃありません。