レイカーズ八村塁vs日本バスケ協会の埋まらぬ深い溝…事務総長は苦しい釈明
今後については「NBAの選手は関係修復の時間的猶予はある。コミュニケーションを取っていきたい。八村選手は(ホーバスの続投を)発表をもって知ったと思う。八村選手が見ている世界と僕らとは全然違う。考え方の違いは当然あると思う」と、積極的にコミュニケーションを図る意向を示した。
そもそも八村が「お金の目的」と発言したのは、渡辺事務局長が触れた7月の韓国戦の際、八村サイドは五輪出場を決断した時点でその試合には出ないことが協会側に伝えられていたにもかかわらず、協会は当日まで八村の欠場を発表しなかったことが原因と言われている。
その結果、八村はチケットを購入していたファンなどから、「出る出る詐欺だ」などと批判を浴びた。思わぬとばっちりを受けるハメになったのだから、怒るのは当然だ。
しかも渡辺事務局長は今回、「活動の原資を獲得する必要もある」と、「お金の目的」であることの正統性を主張しつつ、直前まで欠場の発表を引き延ばしたことについては、「コンディションが良ければ出てくれるのではないかという希望的な見方もあり、発表が当日になった。彼に負担をかけてしまった」と、苦しい言い訳をするしかなかった。