大谷翔平がFTXアンバサダーに就任 ギャラを株式で受け取るメリット
先月16日、大谷翔平が暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するFTXという企業のグローバル・アンバサダーに就任した。
役割はブランド・イメージの向上に寄与することだ。ギャラは公表されていないが、同社の株式や仮想通貨で受け取ることになると報じられている。
この報道に接した人の多くは大きな違和感を持ったのではないだろうか? 日本人が暗号資産に抱くあまりよくないイメージと、大谷翔平のクリーンなイメージのギャップが大きすぎるからだ。
しかし米国では事情が異なり、大規模な取引所を運営する企業がいくつも誕生し、覇を競っている。FTXもそのひとつで、設立されたのは2019年ながら、早くも業界3位に成長した。
■メジャースポーツで信用構築
同社の特徴はメジャースポーツを使って信用構築を行っていることだ。すでに6月にMLBと大規模なスポンサー契約を締結し、シーズン後半から全審判のユニホームにFTXのロゴパッチが入るようになった。今年のポストシーズンでは飛距離425フィート(約130メートル)以上の本塁打ごとに1万ドル(約115万円)、ワールドシリーズは10万ドル(約1150万円)、ポストシーズン合計で55万ドル(約6325万円)を寄付したという。