「9月の雨」太田裕美 思い出深いストーンズとの2ショット

公開日: 更新日:

 ワイマンも思わず、即撮影OKを出したほどの、日本から来たキュートな着物姿の歌手を目ざといフランスのメディアが放っておくわけもない。関係者から、MIDEMのステージで歌を披露してくれないかという依頼を受けた。

「確か、明日ステージで歌ってくれないかというお話だったのですが、さすがに無理だろうと思っていたら、なんとマネジャーが<こんなこともあろうかと、カラオケのテープを持ってきた>と。それならばということで、準備して翌日、新曲の『振り向けばイエスタディ』を歌いました。それがフランスの国営放送でオンエアされて、フランス中に流されたんです」

 帰国後、写真を現像して、ワイマンとのツーショットを周囲に自慢しまくった。

「<ほら。私、フランスでワイマンに会ったんだよ>って言うと、みんな羨ましがってくれたんですけど、その後ワイマンがローリング・ストーンズを脱退しちゃって…。それからは、いくら自慢しても、<でも、脱退しちゃったじゃん>って言われてしまって、すごく残念でした。90年の初来日ライブは、仕事で行けなかったんですが、2度目の来日公演となった95年は見に行きました。その時はもうワイマンが脱退した後で…。とっても残念でした。でも、脱退しちゃったからこそ余計、ワイマンとのツーショットは、価値があるともいえますよね。ハハハ。私の自慢の一枚です」

 以来、35年の月日が流れた。今年は歌手生活40周年を迎え、記念アルバム「tutumikko」を発売。“マイペース”といわれたワイマン同様、着実な音楽活動を続けている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末