ヒロインに初の外国人 NHK朝ドラ「マッサン」“奇策”の吉凶

公開日: 更新日:

 そこにきて今回の「マッサン」は、これまでの朝ドラにはない、国際結婚の夫婦にスポットをあてた作品。加えて、外国人ヒロインである。今年3月のキャスト発表以降、年配の視聴者も多い朝ドラで受け入れられるのかと、不安視する声もあるが、実は内部からは「外国人ヒロインでよかった」という声も上がっている。

■主役に視聴率の重圧がかからない

「お化けヒットになった『あまちゃん』の後の『ごちそうさん』でヒロインを演じた杏は並々ならぬ重圧の中で撮影を乗り切った。結果的に『あまちゃん』を超える数字を叩き出しましたが、胃液を吐くほどのプレッシャーだったはず。今作も高視聴率を記録した『花子とアン』の後ゆえ、プレッシャーは当然ですが、ただ、外国人俳優には視聴率の概念がない。数字に一喜一憂して振り回される心配がないのは大きな救い。プロ野球で絶体絶命のピンチの時に、助っ人の外国人をマウンドに上げると、日本人投手のようにあれこれ悩まないから案外、うまく打ち取るケースと同じ。今回が外国人俳優だったのは天の配剤だったかも。その分、制作陣のプレッシャーたるやですが」(テレビ関係者)

 制作統括の櫻井賢チーフプロデューサーはこの日、「シャーロット自身がここ最近、何か大きな山を越えたようで手応えを感じているようです。(作品の出来栄えは)期待以上」と語った。

 外国人ヒロインの登板という奇策が望外のヒットを呼び込むかも!?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで