「ここヘン」で注目されたサンドラ・ヘフェリンの秘蔵写真

公開日: 更新日:

■処女作は17万部のベストセラー

 1997年の秋、22歳で来日。千葉県松戸市の母親の実家で、祖父母と暮らし始めた。

「仕事も何も決まっていませんでした。ただ、夏休みを利用して遊びに来たりしていたし、一度は住んでみたいと思っていた。で、卒業した今しかない、と。語学学校の講師やウエートレスのアルバイトをしていたとき、テレビで『ここがヘン――』の出演者募集を知り、すぐに履歴書を送ったんです。2~3週間後にオーディションの知らせを受け、5~6人で討論して合格。人生が変わりましたね」

 日本語は分かっていても、日本の文化を知らなかった。来日後は驚きの連続だったそうだ。

「最初に衝撃を受けたのが、当時アムラーと呼ばれたギャルたち。ドイツの日本人といえば、研究者や音楽学校に通う学生ばかり。浮ついた人を見かけたことはありませんでした。それなのに、みんな茶髪にルーズソックスですから。特に松戸はヤンキーが多くて……。アルバイト先でも困ったことが多かったですね。ある店では、注文の際に『YES!』と大声で言うよう指導されました。そんなの現地で言わないでしょ。いやだなと思っていたら、案の定、外国人のお客さんに怪訝な顔をされて。研修だけでやめました。ドイツ料理店では、厨房にオーダーを伝える際のドイツ語を注意されました。もっと力強く発音しろと。日本人のオーナーに。日本では体育会系の気質が強い。軍隊のように元気よく声を出すように強要もされる。ドイツとは違います。この店も半年ぐらいでやめました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方