日本アカデミー賞会長 北野武の「持ち回り発言」に猛反論
14日、「第38回日本アカデミー賞 優秀賞発表記者会見」が開かれ、司会の西田敏行(67)と真木よう子(32)が登場。同協会組織委員会副会長を務める西田は「私の作品もあったはずですが、選ばれてないのはどういうことなんでしょうか?」と自虐的に語った。
もっとも、俳優陣そっちのけで注目されたのは「日本アカデミー賞協会」会長である東映・岡田裕介会長(65)の「北野武さんが誤解された発言をしていましたので、再度日本アカデミー賞についてご報告したい」という言葉だった。
事の発端は、昨年の東京国際映画祭で北野武監督(67)が「日本アカデミー賞最優秀賞は大抵が大手3社の持ち回りで決まっている」と批判したこと。
岡田会長は「これほど厳正な投票によって行われているものはない。日本アカデミー賞の会員による投票で行われ、大手の社員ではなくフリーで活動している会員も多くなりまして、東映、東宝、松竹の占める割合も数%。映画人が選んだ賞ですし、第三者機関にお願いをしてセキュリティーの認証を受けた外部会社が保管を行っています」と猛反論した。
ちなみに今回、ノミネートされた優秀作品は「永遠の0」「紙の月」「小さいおうち」「蜩ノ記」「ふしぎな岬の物語」の5作品。北野作品がつけ入る隙は確かになさそうだ。