低視聴率の原因か 江口洋介“あんちゃん”キャラの大誤算

公開日: 更新日:

 実はこのキャラクターを江口が演じることになったのには理由があった。

「主演の尾野は民放初主演となった『極楽がんぼ』で平均9.9%と、フジテレビ月9ドラマにおける当時の最低視聴率記録を作ってしまったように、演技派ではあるが数字は期待できない。そこで江口に視聴率を担うという役割が回ってきた。今回、江口のキャラを“あんちゃん”にわざわざ寄せたのは、視聴率30%超えを連発した『ひとつ屋根の下』を意識してのことでしょう」(テレビ関係者)

 ところが、そのもくろみは失敗してしまった。

「そもそも江口の持ち味は『救命病棟24時』や『白い巨塔』のようなシリアスな芝居です。しかし、コミカルな役柄を演じると、どうしても演技が単調になり、下手に見えてしまう。今回のドラマ自体は社会派で内容もシリアス。その中で底抜けに明るい役柄を演じるのは非常に難しい。残念ですが、江口には荷が重かったということでしょう」(芸能ライター)

 深夜の密会が女性誌にスクープされた篠原涼子(42)と共演した昨冬ドラマ「オトナ女子」でコケて、今回また低視聴率で終われば、さすがの江口も「過去の人」と呼ばれかねない正念場にある。

【連載】夏ドラマ“主役・脇役・敵役”辛口採点

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方