“女装”は高評価も…松岡昌宏の“男気”はTOKIOを救えるか
テレビコラムニストの亀井徳明氏が言う。
「TOKIOの中でも“コワモテ”系の松岡の女装は、最初は違和感があって、ストーリーを邪魔するかのように思われましたが、堂々の演技で、今はなくてはならないキャラクターに。女装をバラエティー的な“おふざけ”に終わらせなかったのは、松岡の力量もあります」
2016年10月期に放送された第1シーズンでは、松岡は「第6回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」で主演男優賞に輝いている。作品賞をはじめ7部門中6部門を「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS)が独占した中での受賞は、「松岡の演技力が高評価だった証です」(前出のテレビ誌ライター)。
TOKIOの中で俳優として活躍している印象があるのは長瀬智也(39)だが、「もともとテレビ誌などの記者の中で、松岡の評価は長瀬にひけを取らないものがありました」と、前出の亀井氏がこう続ける。
「『サイコメトラーEIJI』(日本テレビ=97年)、『天国に一番近い男』(TBS=99年)、『マンハッタンラブストーリー』(TBS=03年)などでクセの強いキャラクターをそつなくこなし、それがドラマの世界に見事に溶け込んでいて、高い評価を受けていました。ドラマで女装をこなす一方で、会見で多くの人の心を動かした松岡の人間力は、いばらの道のTOKIOの救いになるかもしれません」
根深い“汚れ”をスッキリと解決できるか。