親の都合、DJ機材…芸人コンビ「きつね」の貧乏エピソード
淡路 芸人目指して上京してからは、相方ともう1人でトリオを組んだので、3人で住める3DKの部屋を杉並に借り、家賃を3万5000円ずつ払ってました。バイトはフィットネスクラブで子供の水泳教室。研修を受ければ、教えられるんです。でも、水泳教室は時間が短いから全然お金にならなかった。しかも、夜勤のスーパーで品出しもやってて不規則な暮らしだし、ご飯はインスタントラーメンやレトルトのカレーばっかり。痩せ形なのに糖尿の数値が高くなって。フィットネスセンターの人には黙って働いてましたね(笑い)。
大津 上京後は働くのがイヤで、一時期バイトしてなくて。パチンコやっては借金ができちゃって、結局は週9回でバイトをする羽目に。昼にパチンコ屋のホールで、夜はコンビニ夜勤をやり、計算すると9日分働いてた。
淡路 一番貧乏なのは、きつねで活動してる“今”ですね!「エンタの神様」(日本テレビ系)とか、テレビに出るようになったのはありがたいけど、もらえるギャラは多くないのに、バイトはできない。それに、ネタで僕はDJをやるから、DJセットや機材に、メチャクチャお金がかかる。DJセットは20万円で、ネタによって使う曲を買ったり、声を変換する機材に2万~3万円かかったり。相方なんて、ウクレレ1本あればいいし、あいつがウクレレの弦を張り替えてるところは、見たことないですね。