親の都合、DJ機材…芸人コンビ「きつね」の貧乏エピソード
音楽ネタで売り出し中のコンビ「きつね」。ウクレレ担当のメガネの大津広次さん(29)は父親がかわるたび、貧乏になったり一軒家に越したり。DJ担当の長身の淡路幸誠さん(28)は売れてくるたびにDJ機材でお金がなくなり……。
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大津 うちの母親は3回結婚してる。僕は2人目の結婚相手の時に生まれたけど、この父親の頃が一番貧乏やった。父親は会社やってたけど倒産。母親はソッコーで離婚しましたけど、当時住んでたのが取り壊す前の木造アパートで、床とかひっぺがした後だから、板も壁も木がむき出し。なんと家具が1個もなく、木だけに囲まれた部屋(笑い)。幼稚園くらいの頃でした。
淡路 僕の家は母子家庭でしたけど、そこまで貧しくはなかった。母親に負担かけないために、高1からバイトしてました。大学まで奨学金で行き、まだ返してないんで、芸人として売れたら、まず返済したい。
大津 小学2年の頃、母親が3回目の結婚相手になる人とつきあいだした。その父親は地主で、母親が居酒屋やりたいと言うと、「それなら俺が店をつくってやるわ」と開業してくれて、店長になってくれた。籍を入れたのは高2の時かな。その父親と結婚に向けて進みだした頃から、生活が急に豪華になった。まず家が3つになった。僕とアニキの家。母親と父親になる人の家。父親の祖母の家。僕が住む家は2階建てで4LDK。木がむき出しのアパートから大出世!