著者のコラム一覧
細川展裕

1958年、愛媛県生まれ。レコード会社の営業マンを経て、同級生の鴻上尚史率いる「第三舞台」の制作に。2000年から「劇団☆新感線」のプロデュースを手掛け、これまでに220万人の集客を実現。現在、新感線☆RS「メタルマクベス」公演中につき、豊洲のIHIステージアラウンド東京に通い、次のキャスティングに向け“夜のロビー活動”中。

その場しのぎ、耳日曜…プロデュース業円滑にする「忍法」

公開日: 更新日:

 そんな細川式交流術に「忍法」があるのだとか。

「たとえば『忍法・聞いてなかった』。歌やダンスが多い役を引き受けるのに渋っていた役者に、『大丈夫、歌はそんなにないって聞いてるよ』と言って引き受けてもらった。いざ稽古が始まったら、歌がめちゃめちゃ多い。そしたら『いやー、俺も聞いてなかったよ!』というわけです。似たようなので『忍法・その場しのぎ』もあります。それから忍法・耳日曜。たとえば『ちょっとおいしいご飯でも……』って後輩が言い出したら『耳日曜!』って言うんです。聞こえてても耳は日曜だから仕方ない(笑い)。このくらいだったら社会でも実用的なんじゃないかな」

 現在は故郷・愛媛へ住民票を移し、仕事場の東京と往復する生活を送っている。そんな生活から見えてきたものもあるという。

「ウソつきが数字を操ってやってくるのが今の時代、自分の目で見て判断し、直感を信じるべき。たとえばたばこ……日本ではたばこから2兆円もの税金を得ているのに喫煙者は単なる厄介者扱いです。全く発言の余地がない今の空気は危うい感じがします。せめて各駅に喫煙所を設けたらという『議論』ぐらいあってもいいんじゃないでしょうか。

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