「今日俺」人気を真に支えた賀来賢人と三橋に共通する性分
■「叔母が女優の賀来千香子」という“看板”も不要
賀来は「今日俺」の番宣のために、積極的にバラエティー番組などにも出演。あるトークバラエティーでは、17歳の頃から大学時代までは友達がおらず、人見知りでずっと「ぼっち(1人ぼっち)」だったと告白。“ぼっちじゃないアピール”をするために、相手がいないのに電話をするフリをしていたとも明かしていた。
前出の松本氏が続ける。
「賀来さんはすっかり板についたコメディアンぶりから能天気なイメージも持たれがちですが、陽気に見えるけど、真面目で、器用に生きられるタイプじゃないのでしょう。『今日俺』の公式リレーブログで、最終回を迎えた気持ちを〈このメンバーでドラマを作れて本当に良かったと感じています〉と、真面目な言葉でつづっていたのも印象的でした。卑怯でお調子者に見えるけど、実は熱いヤツという三橋のキャラと、根っこの部分で通じるものがあるような気がします。演技力の高さもさることながら、そんな賀来さんだからこそ、今回の三橋役が見事にハマったんだと思いますね」
若手俳優の中では一、二を争う演技派でいて、佐藤二朗やムロツヨシとも渡り合えるコメディアン。「叔母が女優の賀来千香子」という“看板”も必要ない。賀来を今井のセリフ風に言い表すなら、「そんなヤツではあるが、そんなヤツでもある」といったところか。榮倉奈々もそこに惚れたか?