“電波少年”は企画次第で視聴率が取れる革命的な番組だった

公開日: 更新日:

「進め!電波少年」(92~98年、日本テレビ系)

 テレビ離れが叫ばれる昨今だが、一昔前はテレビの前で大いに笑ったし、泣いたし、トレンドも知った。ナレーターの木村匡也さん(52)は、1992年「進め!電波少年」(日本テレビ系)を端緒に「めちゃ×2イケてるッ!」「クイズ$ミリオネア」(共にフジテレビ系)、「どっちの料理ショー」(日テレ系)、「芸能人格付けチェック」(テレビ朝日系)といった、平成を支えた人気バラエティー番組のナレーションを担当してきた。タレントではなく、裏方にも近い特異な立場。その木村さんがバラエティー番組の変遷について振り返る。

  ◇  ◇  ◇

 90年代のヒットバラエティー番組といえば、視聴率30%を誇る「進め!電波少年」だ。CGを使ったスタジオセットやアポなし取材、特徴的なナレーション、派手なテロップ使いなど、それまでにない新しい形をつくった。

「『進め!電波少年』は、松村邦洋くんが、後に総理大臣になる村山富市さんの長い眉毛を切りに行く。松本明子さんが、PLOアラファト議長に会いに行く。渋谷のチーマーを更生させてみる。はたまた香港のカンフースター、ユン・ピョウが本当に強いのか体を張って確かめに行く……。アポなしで突撃する新しいバラエティー番組でした。思い出すだけでもそのバカっぷりに、笑いが込み上げてきます」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末