結婚はせず出世も…有働由美子「本音で生きる」という流儀
平成28(16)年になると、「ようやく出産の可能性を諦め、やっとひとりで生きて行く自信が出てきた」という発言もする。結婚間近ともみられた5歳年下の青年実業家との破局の噂が流れた頃だ。
「もう、そんな大きな夢は持ってないんですよ」
また直撃すると、さばさばした表情で有働アナは言った。
「結婚願望もなくなりましたねえ。なんかもうねえ」
愛犬のトイプードルをなでながら「この子と幸せに暮らしていければ、それでいいんです」と続けた。キャリアアップと結婚。これらをてんびんにかけ、葛藤した時期もあったのか。そして結果的におひとりさまで生きていくという道を選んだか。有働アナはNHKでの出世街道からも自ら降りて、フリーに転身。日本テレビ系「news zero」で、今度は夜の顔となって、活躍を続けている。所属はマツコ・デラックスらのいる芸能プロだ。
アラフィフになると、女はだいたい子育てからも解放され、もう一度自分に立ち返り、若い頃かなえられなかった夢に再挑戦したりしながら、身の丈に合った生活を求めるらしい。長年、ひとり暮らしをしてきて、それに慣れ親しんだ有働アナにとって、結婚は新たな異物を取り入れるようなもの。その願望はゼロじゃないにせよ、それで今の暮らしが乱されるのだったら、しないでもいいと考え始めているのかも知れない。