豪華俳優がアダ?広瀬すず「なつぞら」東京編が不評のワケ

公開日: 更新日:

 他にも広瀬の幼少期を演じた粟野咲莉(8)や、おじいちゃん役の草刈正雄(66)の演技も視聴者の涙を誘うなど、すこぶる好評だった。広瀬が本格的に登場した第3週は最高視聴率23.6%を稼いだが、なぜ、ここに来て視聴者離れが始まったのか。

「舞台がヒロインの故郷から東京に移った時は、15年に土屋太鳳さんがヒロインを演じた『まれ』のように急に評価が下がることもある。舞台が変わって、お話についていけなくなる視聴者がいることが原因です。『なつぞら』にもそれが当てはまるのでは」と、コラムニストの桧山珠美氏がこう続ける。

「それにしても『なつぞら』は、東京編になってから話がボヤけすぎている。記念作なので豪華俳優陣をたくさん起用するのは理解できるのですが、豪華すぎて一体、誰が主役なのか分からなくなる時がある。東京編が始まってからは、広瀬さんの兄役で出演している岡田将生さんがメーンになっています。広瀬さんがアニメーターを目指すドラマなのに、軸がボヤけて何のドラマか分からなくなっているのが、視聴者離れにつながったのだと思います」

 故郷の北海道編では青空いっぱいの明るいシーンが多かったが、東京編では新宿の夜のシーンも多い。

「朝から気分が暗くなる。それも視聴率が鈍った要因のひとつではないでしょうか」(桧山珠美氏)

 これから夏に向けて「なつぞら」が曇ってしまうようでは、笑えない。

(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”