TV各局は“撃ち方やめ” 吉本興業が「報道統制」発動の焦り
吉本興業の岡本昭彦社長の会見から2週間。闇営業から、吉本興業の企業体質やお家騒動にまで問題は広がり、一向に収束の気配を見せない。しかし、テレビ局では早くも“撃ち方やめ”の動きが出ているようだ。テレビ局関係者がこう話す。
「ある在京キー局の情報番組系のチーフプロデューサーは、吉本関係者から“(騒動を取り上げるのは)そろそろやめて欲しい”と要請を受けたそうです。局としても、多数の吉本タレントが出演している以上、週刊誌による強烈な『新ネタ』が出てこない限りは、“忖度”を働かせざるを得ないのだと思います」
また別のキー局関係者はこう話す。
「日本テレビの情報番組系の部署にも吉本興業から“お願い”が入ったようです。極楽とんぼの加藤浩次は、『スッキリ』で、一連の問題に対して、今後は今までのような踏み込んだ発言はしなくなるようです。また新たな問題が出てきたとしても、今までのように大々的に時間を割いてやることはなくなるでしょう。背景には、テレビ局が吉本興業の株主であるので、これ以上吉本興業を絞りあげても、自らの利益損失につながりかねないこと、また『吉本問題』が視聴者に飽きられて、視聴率が取れなくなってきていることがあるようです」