農相更迭劇の裏で学術会議潰し…無為無策だけではない石破政権の危険性

江藤更迭ではマンガのような迷走を見せた支持率最低内閣だが、肝心のことはやらないくせに、「学問の自由」潰しはシャカリキだ。衆院を通過した学術会議法人化法案に改めて学者の間から「大反対」の声が上がっているが、なぜか大メディアは無反応。
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コメの値札を見ては嘆息する消費者をヨソに「家に売るほどある」と自慢したコメ持ち農相がスッタモンダで更迭され、自称「コメ担当大臣」が爆誕した。この国の政治はマンガみたいだ。先代から農水族の江藤拓前大臣は失言を重ね、急転直下でクビ。それで後釜に座ったのは、親譲りの新自由主義者である小泉進次郎元環境相。スーパー店頭のコメ販売価格は過去最高値を更新し続けている。泥縄内閣に加わった進次郎は「コメの高騰に対し、スピード感を持って対応できるように全力を尽くしたい」と意気込むが、ハッピーエンドは期待できない。
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