著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

ホントに病気は薬で治るの? 厚労省が所望するのは55品目

公開日: 更新日:

 厚生労働省は製薬会社に「このあたりの病気に効く薬を開発して下さい!」というお願いをするそうです。

 それにしても、そもそもの話ですが、病気は必ずクスリで治るのでしょうか? むかし「自民党につける薬 社会党につける薬」とかいう本が出版されました。症状は年々悪化している気がします。税金払えよな!

 お上がご所望のお薬は55品目あって、例えば「産後のうつ」「統合失調症」「急性リンパ性白血病」「片頭痛」などです。もし、開発に成功すれば患者には朗報です。

 そのうち、誰でもトーダイに入れるようになるクスリも開発されるかも知れません。

 病気は「クスリ」で治ると信じている人がいっぱいいます。

「めまいがしてだるくて。足もむくんでるし。なんかクスリありますか?」

 自分の体が「なんかヤバそう……」となって、その対策として「とにかく、なんかそのへんのテキトーなクスリをのむ」で安心することは誰にでもあるのでしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ