ようやく花開いたツートライブ 「THE SECOND」優勝の瞬間は涙で画面が見えなくなった
ツートライブの巻
第3回「THE SECOND」で優勝を果たしたツートライブ。苦節18年目、ようやく全国ネットで花開いてくれました。
野性味あふれた目力の周平魂(写真(右))と、目パッチリのたかのり(同(左))の同級生コンビ。NSC時代からちょっと違う視点でネタを作っていたので、どう化けてくれるのかを楽しみにしていましたが、低空飛行が続きました。
今まで独自の世界に振り切ったネタをしたいけれど、お客さんがついてきてくれるか、わかってもらえるかを懸念してしまい、中途半端になって停滞していたのではないかと思います。私がNHKの「プロフェッショナル」に出演した際、たまたま周平魂から「新しい形のネタを書いたので見て欲しい」とメールで台本が届き、テレビの密着が入ることになりました。
「台本見たけど、こんなことしたいと思うてないやろ?」とストレートに聞くと、周平魂が「そうなんですよね。ホントはもっと行ききったことをしたいんですけど、お客さんがついてきてくれるかどうか、わかってもらえるかどうかわからないんですけど、先生どう思われます?」と言うので、「行ききれよ。好きなことしたらええねん」「いいんですか?」「やってみて(お客さんが)ついてきてくれへんかったら、そこでまた考えたらええやんか。やる前に悩むのやめてみ? 失敗しても納得いくやんか」「そうですよね、わかりました。行ききります!」と宣言したのです。