「ルパンの娘」深キョン祖母役 59歳・どんぐりって誰だ?

公開日: 更新日:

■50歳で吉本NSCの門を叩く

 59歳でガールもないだろうが、気持ちは大いに分かる。なぜなら、どんぐりには「苦節ウン十年。売れない下積み時代が長くって」というような苦労話がないからだ。

「どんぐりさんはOLや裁判所の事務官として働いた後、50歳にして吉本興業が経営する芸人養成学校NSCの門を叩き、芸人の道へ。芸歴そのものは、まだ浅いんです」(前出のテレビ誌ライター)

 そしてある日、映画館に置かれた1枚のチラシが、彼女の運命を変えることに……芸能ライターでドラマウオッチャーの山下真夏氏が言う。

「それが『カメ止め』の出演者募集のチラシで、どんぐりさんは個性を買われて見事に合格。出番は少ないながらも、あまりのインパクトに、私も当時映画を見終わった後に、すぐに名前を検索しました。清水ミチコさんが『カメ止め』でどんぐりさんを見て、『AIと思った』とおっしゃったようですが、激しくうなずけますよね。存在そのものが現実離れしているというか……今までに見たことのないような強烈な個性ですから!」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド