史上最低大河「いだてん」に狙いを定めるN国にNHKは真っ青

公開日: 更新日:

莫大な制作費、低迷する視聴率

 NHKにとって、さらなる悲報となったのが、今月11日に放送された大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺~」。第30話の平均視聴率が大河ドラマ史上最低となる5.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ=以下同)を記録したこと。18日の放送では、1.3ポイント回復し、7.2%だったものの、1桁台の低空飛行を続けている。

「大河ドラマの制作費は1話1億円以上と言われている。国民から全く支持されていないドラマを垂れ流し、受信料の強制徴収に舵を切るNHKに対し、N国が牙をむくのは当然だからです」(事情通)

 まさに八方ふさがりの状態だが、NHKが最後に頼ったのがこれまで歯牙にもかけなかった民放局。NHKは突如として、8月下旬に民放のインターネットの番組配信サービス「TVer(ティーバー)」に8番組程度を提供することを発表した。

「ティーバーは2015年に日本テレビフジテレビテレビ朝日、TBS、テレビ東京の5社による共同運営でスタートした無料サービスです。地上波で放送したドラマやバラエティー番組を一定期間、スマートフォンやパソコンなどで視聴できる。NHKは、『ダーウィンが来た!』『きょうの料理』『ハートネットTV』などを提供すると連携を申し出たんです。民放の本音は『こんな、しょうもない番組ばかり……』と思っているが、来るものは拒まずの精神で受け入れを決めたんです」(民放編成マン)

 NHKが今回、同局にとっては何のメリットもない「TVer」参入を推し進めた裏ではこんな事情も囁かれている。

「N国が今以上に勢いを増したときに応援して欲しいという下心があるからです。N国が『TVer』に対し何か疑問の声を上げた場合に、民放連を一緒に巻き込むことができますから」(テレビ局関係者)

 もっとも、民放連はN国に対し公平中立の立場を貫き、NHKにもN国にもくみしない方針。スネにキズだらけの巨大組織が揺さぶられて真っ青になっている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  5. 5

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  1. 6

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 7

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853