紅白、木下優樹菜離婚、浜崎あゆみ出産…年末年始を総括
テレビ界に目を向ければ、古き良き昭和の伝統を継承するおせち番組が揃う。
■大健闘は芸能人格付け、年忘れにっぽんの歌
バラエティー番組では芸人らが金太郎飴のように番組ジャック。いささかお笑いも飽和状態になっていた中、大健闘している異色番組が「芸能人格付けチェック!」(テレビ朝日系)。今や昭和のおせち番組だったフジテレビ系の「新春かくし芸大会」に代わる存在。正解答連勝記録の続くGACKT効果で安定した人気を誇り、正月恒例人気番組として格付けされている。
恒例の締めは「腐っても鯛」の大晦日のNHK紅白。毎回、最大関心事の視聴率はノルマといわれる40%を割り平均視聴率は37・3%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)と低調な結果だった。米津玄師・スピッツの生歌披露という最大の目玉を失い、代わって竹内まりや、ビートたけしを特別枠で起用。さらに、歌手だけでは不安と、審査員に上沼恵美子、ゴルフの渋野日向子、サンドウィッチマンら数字を取る人を並べ、客席にはラグビー日本代表の面々を揃えたが、紅白のメインは歌合戦。審査員の出番は少なく、「もっと渋野の笑顔と話が聞きたかった」という人には物足りず。人気者の頭数だけ揃えた感は否めない。