“カメ止め”でブレーク 濱津隆之が地上波ドラマ初主演語る

公開日: 更新日:

一昨年の秋ごろはホテルの清掃員のバイトを

 ――30歳にしての挑戦に焦りはありませんでしたか?

「ありましたよ。焦りしかなかったです。焦りと不安しかなかったです」

 ――それが解消されたのは、やはり「カメ止め」でのブレークで?

「うーん、それだけではないんですが……。焦って先ばっか見ててもしょうがないし、徐々に達観していたというか。そんなときにあの作品があったんです。あの作品がいろんな映画賞で表彰されていた一昨年の秋ごろは、自分はまだホテルの清掃員のバイトもしていましたし」

 ――あきらめて、腹をくくってやっていたら運も巡ってきたということですか。

「それは分かりません。分かりませんけど、やっぱり回り道をしていたことも今の自分をつくっていると思いますね」

 ――それは今回の“気弱なサラリーマン”という役にも反映されている?

「うーん、自分も相手に強く言うことはないですし、強く押されると言えなくて、自分の中でためこんじゃうところはありますね」

 ――普段、心がけていることは何ですか。

「なんだろう。難しいですね。大事にしてることは、自分は嘘をつくのが苦手なので、自分に嘘をつかないようにというのはありますね。自分の中にある信念みたいなものにはできるだけ誠実でいたいと。そのために他のことはあきらめるというのはあるのかも知れません」

 (聞き手=平川隆一/日刊ゲンダイ

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  3. 3

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  1. 6

    芳根京子“1人勝ち”ムード…昭和新婚ラブコメ『めおと日和』大絶賛の裏に芸能界スキャンダル続きへのウンザリ感

  2. 7

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  3. 8

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由