全国大会出場に2度失敗 “天才フルート奏者”Cocomiの実力は
本紙(日刊ゲンダイ)記者は昨年10月に東京大会の本選後、結果発表を待つCocomiの姿を目撃したが、心なしか寂しげな様子だった。恐らく、演奏終了後すぐに、自分が日本一の器ではないことが分かったのだろう。
■用意周到な工藤静香の下準備
そして、改めて注目を集めているのが工藤静香の用意周到さだ。工藤はKoki,のデビュー前は自身のアルバムの中でKoki,に作曲を担当させるなど下地を整えていた。Cocomiの場合も徐々に伏線を張ってきた。
芸能評論家の佐々木博之氏がこう言う。
「Koki,のデビュー直後に私は取材で工藤さんのソロコンサートに行きました。工藤さんがKoki,について何か語ると思ったからですが、なぜかキムタクやKoki,の話は最後まで出ず、長女が高校で手話を習っている話をしていました。その時は不思議に思いましたが、昨年になると『女性セブン』で長女の話題が大きく取り上げられました。今になって考えると、あれは工藤さんなりの“プロデュース”で、長女の存在を少しずつにおわせたかったのかもしれません」
かくして、次女と同じくファッション誌の表紙と高級ブランドのアンバサダーとしてデビューが決まったCocomi。成否はすべて静香の手腕にかかっていそうだ。