「戦闘機を買う金を支援金に回せと」ライブで感じた一体感

公開日: 更新日:

 ボードビリアンの松元ヒロは独自の語り芸とパントマイムを得意とする。活動の場はライブで、今月は2日と3日に紀伊國屋ホールで毎年恒例の公演を催したが、4日と5日は外出自粛宣言のため中止せざるを得なかった。

 そんなヒロに、持ちネタの安倍政権批判を含め、コロナウイルス問題、芸人人生の変遷などを語ってもらった。まずは今回の公演について伺おう。

「チケットは全て完売してましたが、開いた2公演は3分の1、4分の1の入りでした。でも、最初に僕が登場した時の拍手が凄くて感動ものでした。『こんな時によく来てくれました』と感謝、感謝です」

 私も客席で見ていたが、客が少ない分、演者との一体感を強く感じた。

「今回も安倍政権をたたきました。『外国から日本へ来るな』『東京都民は地方に来るな』って、コロナの前に『来るなウイルス』で参ってしまう。ウイルスとの戦いを戦争だと言うなら防衛費を使え。バカ高い戦闘機やオスプレイを買う金を対策費と支援金に回せと言いたい。安倍はシンゾウなのに心がない。トランプなのにハートがない!」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド