最終週を飾る「オリンピック・マーチ」に盛り込まれた曲とは
コロナ禍の影響で2カ月半の中断を余儀なくされた「エール」も、いよいよ11月23日から最終週に入る。こんなに長い期間、本編の放送がなかったのは、来年で60周年を迎える朝ドラ史上初めて。これまでは、東日本大震災によって「てっぱん」(2010年度下期)が1週間放送休止したのが最長だった。
最終週では、古山裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)の長女・華(古川琴音)がめでたく結婚。相手はロカビリー歌手の霧島アキラ。演じるのは宮沢氷魚(26)である。すでにモデルや俳優として活躍中だが、今回初めて知った視聴者でも、その姿と宮沢という名前を見てアッと思った人が多いのではないだろうか。父は「島唄」で大ヒットを飛ばしたTHE BOOM(2014年解散)のボーカル宮沢和史(54)。顔や雰囲気がソックリだ。
さて、最終週での注目は古山のモデル、古関裕而が作曲した「オリンピック・マーチ」と、好敵手・古賀政男(ドラマでは木枯正人=野田洋次郎)の「東京五輪音頭」。前者は1964年東京オリンピックの入場行進曲、後者は同テーマソングである。