著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

メリーさんの知り合いという“黒幕”K氏の眼光は鋭かった

公開日: 更新日:

「この連載を止めさせる方法はないのか」

 即座に答えた。

「連載を止める方法を私に言われても、わからないとしか言いようがない。少なくとも私に頼むのはお門違いです」

 そんなふうに答えていたと思う。その後、川又氏と何度となく耳打ちしていた。

「よし、わかった。店を替えて飲み直そう」と六本木に移動した。私はひとりタクシーで指定された店に行った。

 クラブだった。席に着くなりK氏の顔も緩んできた。ほとんど仕事の話はなし。私の緊張感も解けてきた。記者稼業の習性で、メリーさんとの関わりだけはどうしても聞きたい。

「メリーさんとKさんのような人の接点がどうしてもわからないんです」と聞いていた。

 多くの取材で核心の話を聞く時、いつどのタイミングで聞こうかと考えても、うまくいかなかったりする。考えて質問するより、とっさに聞くほうが相手もすっと答えるものである。意外な話が返ってきた。=つづく

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」