元光GENJI・諸星和己はあっさり当時の「口パク」を認めた
歌って踊るのがアイドルだが、光GENJIはローラースケートを履いて滑りながら歌う。見たこともないステージに子供たちも歓喜した。町では路上でローラースケートをする子も続出。メディアも社会現象として報じることが多かったが、ひとつの疑問も上がっていた。
「スケートで滑りながら歌えるものかな。息が上がって声が出にくいのでは」という素朴な疑問。俗に言う「口パク」疑惑である。事務所に問い合わせても答えるはずもなく、別なレコード会社の人に聞くと、「スケートで滑りながらまともに歌うのはプロでも難しいと思う。彼らの歌を聞いているとあんな動いているのに声は乱れないし、きちんとハモっている。口パクなら誰もが納得しますが」と解説してくれた。
口パク疑惑は高まる一方でも、当人が認めない限り、あくまでも疑惑にすぎない。ファンもどこかで「口パクではない」と信じていたが、いつしか公然の秘密となっていた。
解散から25年の月日が流れ、思わぬ形で真相が判明した。2月26日放送のTOKYOMXテレビ「5時に夢中!」に諸星がハワイからリモート出演。ミッツ・マングローブから改めて当時の口パク疑惑を問われると「僕らは歌っていません。ファンが代わりに歌ってくれる」とあっさり口パクだったことを認めた。