菅田将暉「コントが始まる」低視聴率発進となった理由2つ
有村だけのせいにするのは酷
「もっとも、有村だけのせいにするのはあまりに酷です。有村と菅田がダブル主演している映画『花束みたいな恋をした』は興収30億円を超えるヒットを記録し、上映はまだ続いています。設定を変えたとしても、同じ2人が恋の駆け引きをする様子をドラマで見るのは、菅田のファンにとって興ざめなのだと思います。『花束――』の余韻に包まれているファンは、『コントが――』はしばらく時間が経ってからHuluで見ればいいや……と考えているのではないでしょうか」(芸能関係者)
ある民放プロデューサーはまた違った見方をする。
■「最大の原因は菅田のタイトなスケジュール」
「最大の原因は菅田のタイトなスケジュールだと思います。彼の仕事の予定は2年先まで埋まっており、いくら才能が豊かで芝居が上手でも、これだけ次から次に菅田を見せられたら、視聴者もさすがに『お腹いっぱい!』となってしまいます。さらなる飛躍を目指すなら、適度なインターバルを取り入れる方法もあるはずです」
菅田は「キャラクター」「キネマの神様」「CUBE」と今年3本の映画に出演する。
さらに「コントが――」がクランクアップしたら、すぐにNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の収録が始まる。
こんな過密スケジュールをこなした上でドラマの視聴率をキープしつつ、映画でも興収を稼ぎ続けていること自体が驚異ともいえる。コロナ禍の撮影続きで体調を崩さないか余計な心配をしてしまう。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)